矢田屋松濤園 数寄屋造り客室

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「片山津温泉 矢田屋松濤園に泊まろうと思うけど、数寄屋造り客室が気になる!」という方はいませんか?

そんな方のために実際に宿泊した私が矢田屋松濤園の数寄屋造り客室を徹底的にレポートしたいと思います。

ぜひ参考にしてみてください!

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矢田屋松濤園の数寄屋造り客室について

片山津温泉 矢田屋松濤園には客室が全部で39室あり、その中の6室が数寄屋造り客室になっています。

こちらの数寄屋造り客室は本館から少し離れた場所(柴山潟により近い場所)に建っており、「東離れ」と呼ばれています。

※ 本館と東離れは渡り廊下で繋がっています。

東離れは1階に3室、2階に3室となっており、1階の3室には露天風呂まで付いています。

数寄屋に特徴的な要素

数寄屋建築は、書院建築が重んじた格式・様式を極力排しているのが特徴です。

虚飾を嫌い、内面を磨いて客をもてなすという茶人たちの精神性を反映し、質素ながらも洗練された意匠となっています。

数寄屋に特徴的な要素は以下の3点です。

①多彩な建材

竹や杉丸太を好んで使います。

特に杉はその木目が称揚され、柱や床板に多用されます。

また丸太普請という一見素朴ですが、高度の技術を要する工法を採用しています。

床柱や床框(とこがまち)に紫壇などの奇木を使ったり、板材には桑の一枚板を使うなどきめ細やかな建材の選択も数寄屋の特徴です。

壁も白壁は採用せず、原則として聚楽壁に代表される土壁仕上げです。

そのため左官技法は高度かつ多彩に発展しました。

②床の間

書院造のそれと比べると小規模で質素です。

あまり格式にとらわれず、建材を選び自由にデザインがされています。

③多彩な建具類

襖や障子のデザインにも工夫を凝らし、雪見障子や猫間障子など職人の技術の粋を見ることができます。

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東離れ(数寄屋造り客室)・音羽(2205号室)を徹底紹介!

私が片山津温泉 矢田屋松濤園に宿泊させていただいたのは2020年9月14日(月曜日)でした。

その際、東離れ(数寄屋造り客室)2階の音羽(2205号室)を利用させていただきました。

音羽(2205号室)は2階の真ん中の客室です。

個人的な感想ですが、東離れ(数寄屋造り客室)の中では2階の音羽(2205号室)が一番良いのではないかと思います。

東離れ(数寄屋造り客室)1階は露天風呂が付いていますが、柴山潟を臨むには視線が低くなります。

その点、2階は柴山潟を臨むには格好のロケーションです。

ご覧ください。窓から臨む柴山潟の絶景を。

右手には浮御堂も見えます。

白い壁のように見えているのは1階の東離れ(数寄屋造り客室)が丸見えにならないように配慮して建てられた壁です。

2020年12月まで遊歩道の整備が進められていて、その間作業員の方々やブルドーザーなどが行き交うために“目隠し”が施されているんです。

こちらは入ってすぐの玄関です。

玄関入ってすぐには小広間があります。

こちらの小広間の右手に洗面所、トイレ、浴室があります。

さらに冷蔵庫なども置かれています。

小広間を抜けると、メイン客室(9畳)です。

今回は1人で宿泊させていただきましたので、文句のない広さです。

最大で4名まで宿泊できるようです。

ちなみに布団はあらかじめ敷かれています。

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窓からの眺望もご覧ください。

先述しましたが、“白い壁”は遊歩道整備のための時限的なものです。

工事が終われば、白い壁が取っ払われてさらに良い眺望が臨めるでしょう。

ちなみに日の出は右手に見える湖畔の宿 森本の建物に遮られて見ることができません。

ひょっとしたら、季節によってはこちらの窓から日の出を見ることができるのかもしれませんが・・・。

上の写真は浮御堂付近から撮影した日の出の様子です。

天気の良い日は早起きをして、浮御堂から日の出を見ても良いかもしれません。

湖面が真っ赤に染まって幻想的な景色を見ることができます。

玄関入ってすぐの小広間に設置された冷蔵庫です。

自由に使うことが出来ます。

お茶セット(急須、湯呑、茶葉)、給湯ポット、グラス(コップ)なども置かれています。

洗面所です。

お手洗いです。

ウォシュレットも設置されていますし、清潔感があります。

そしてそして、浴室も設置されています。

浴槽はなんと檜造りです。

東離れ(数寄屋造り客室)・音羽(2205号室)の感想

いやぁ~快適でした。

完全プライベート空間でゆったりした時間を過ごすことができました。

窓際のソファに腰かけ、柴山潟を眺めながら過ごす時間は何とも贅沢な時間でした。

眺望もさることながら客室も清潔感があって、快適な時間が過ごせました。

チャンスがあれば、また利用させていただきたいと思います。

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